今回は、戦略人事(人事は戦略実現のためにあるという考え方)の第一歩として、そもそも論として経営戦略の立て方について述べてみる。
第1回は、Baldwin H. Tom氏の論考を紹介しよう。
題して、「最初に戦略的に思考することが、中期経営計画を作るより先!」をお送りする。私も経営企画を担当したことがある。面白くもあり面白くもなしの仕事?結局担当に振るだけで自分はまとめるだけ?彼の主張はこうだ。いきなり経営計画のフォーマットの空白に数字入れを始めてみたりするのはやめよう、エネルギーを使う割には効果が少ない疲れる仕事からきっと解放されるだろう。
経営計画作成を完遂するため良い方法とは?まず、休暇旅行プランを思い出して欲しい。旅行本をみたりパンフレットを見たりでこれから出かける場所を楽しく想像するところからはじまる。つまり休暇旅行のプランを練ることに多くのエネルギーを投資するのだ。では経営計画のエネルギーってナンだろう。どんなことができるかな?という可能性を考える創造的な思考が欠けているとは思わないか?往々にして実際の経営計画作りの「作業」の前にあまり「考える」ことをしないことが多い。それが問題だ。しかもこの思考と探索の時間にステークホルダーも招待して一緒に考えることが、可能性を間に見える形にして計画をうまく実施に移すための新機軸を生み出すコツだ。多くの関係者が集まれば集まるほど多くの感情や知的エネルギーが投資され、それが成功につながる鍵になる。
